何も婚約指輪だからプラチナじゃなくちゃいけないとかダイヤモンドがなくちゃ婚約指輪じゃないとか、そういった決まりはありません。
純真無垢、これから結婚される女性に似合う石がダイヤモンドとされていること、またダイヤモンドの価値というのはほとんど変動することがないということから、婚約指輪に利用されています。
フレームについても一生物となる婚約指輪だから頑丈で壊れにくい、曲がりにくいものを、ということでプラチナなどが選ばれているだけなのです。
ゴールドだろうが銀だろうが、カップルが納得できる素材のものであれば、婚約指輪に利用する素材も特に決まりがないのです。
日本人は「右へ習え」が好きなお国柄がありました。
だから誰かが婚約指輪はプラチナにダイヤモンドとすれば「私も私も・・・」と同じものをほしがる傾向が、昔は！あったんだと思います。
今も婚約指輪はこういうもの、また婚約指輪への憧れの形として、プラチナとダイヤモンドという組み合わせがあるだけで、右へ習えする必要もなければ、憧れの形が人と違っていても問題ないのです。
昨今は「個性」を感じる婚約指輪を選びたいという考えの方が多くなっています。
婚約指輪として定番のものよりも、「彼女らしい」「彼が選んだって感じ」と思える婚約指輪です。
常識を重んじる日本人からすると「え？これって冒険したね」と思うかもしれないですし、婚約指輪にこの素材？と思う人もいるかもしれません。
でもそれがカップルの味、個性なのですから、冒険、いいじゃないですか！
例えば強度という面からいうと「チタン」などはとても強い婚約指輪となります。
どんなにぶつけてもつぶされても形が変わることのないチタンですから、「永遠に変わることのない愛」にかけてチタンのリングを婚約指輪にするという方もいます。
また同じ意味で「ステン」素材のリングを購入する方も。
また年齢を重ねてからの結婚となったカップルは木目金などの和風のデザインを選択する場合もあります。
そして、「どんなに他の色を混ぜても変わらない色」「どんなことがあっても変わらない愛」ということで、黒トルマリンの石を婚約指輪にしたというお話も聞きます。
こういう周りの人から見たら婚約指輪としてどうなの？と思う冒険も、カップルにしかできない冒険心あふれた思い出の婚約指輪となると思います。