婚約指輪といえばダイヤモンドと、日本人なら誰もが思うかもしれません。
コマーシャルでダイヤモンドの婚約指輪という刷り込みがあるのかもしれませんが、どうして婚約指輪というとダイヤモンドなのでしょう。
まずダイヤモンドというのは非常に硬度がある石です。
それにダイヤモンドだけに鑑定書があります。
鑑定書はそのダイヤモンドの質を鑑定したものですが、他の色石の場合、鑑別書なのです。
鑑別書はその石の種類をただ表記しているだけで、ダイヤモンドのように4Cの質を鑑定したものじゃありません。
つまり、価値がしっかりあるということなんです。
ダイヤモンドは確かにこうして考えてみると他の石とかなり違う扱いだということがわかります。
でも、他の色石も素敵なものが多く、ダイヤモンドほどではありませんが、硬度が高いものもあります。
もし他の石を婚約指輪に利用するなら?ということを考えて石の質を見てみましょう。
まずサファイアですが、財線的価値も高く海外の王室などではとても大切にされている石です。
硬度も輝きもしっかりあり、結婚の際に身に着けると幸福になるというブルーという色が婚約指輪にも適していると思います。
ルビーも同じように硬度があり赤く輝くような美しさを持っています。
ビジョンブランなどは特に珍重されお値段も高いです。
エメラルドも緑輝く美しい石です。
ただ硬度という点から見ると物足りなさがあるかもしれません。
硬度的に言うと、サファイアやルビーよりも劣ります。
虹色に輝くことで魅力があり年齢を問わない美しさを持つブラックオパールもおめでたい石ですが、メンテナンスがやっかい、という面と硬度の低さで婚約指輪となると難しいといわれています。
こうして婚約指輪と宝石の関係を考えてみると、ダイヤモンドの周りに利用する石ではなく、メインで利用できる色石は、ルビー、サファイア、せめてエメラルドということになりそうです。
でもあくまでもこれは、硬度という点から見た話です。
思い出の中にある石や二人にとって大切な色石があるのなら、その石を使っても素敵だと思います。