私の友人に、「結婚記念日は忘れても婚約指輪を購入した日のことは忘れられない」という人がいます。
それまで彼はジュエリーショップに入ったこともなければ、アクセサリーを自分でつけたこともないのです。
リングのこともサイズのこともまったくわからずにまさしく清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちでジュリーショップに入ったんだそうです。
そのお店のスタッフさんが本当にいい人で、とにかく親身になって婚約指輪を選んでくれたとか。
彼はレディメイドしか予算がないということで、当日、とりあえずサイズもわからないので、後からもしプロポーズがうまく言ったら彼女とサイズ直しに来ますと、購入したんです。
結局、プロポーズは成功。
彼女と一緒にその足でお店に戻り、スタッフさんたちはお花を準備してくれていたそう。
もしだめだったらそのお花、必要ないものになってしまうのに、婚約指輪のお店にして良かったって涙が出たそうです。
彼女も大感激。
彼の勇気とお店の方の心遣いに婚約指輪を買った日が本当に素敵な記念日になっているそうです。
そう、アニバーサリーなんですよ。
婚約指輪を買った日というのは、彼が買うとしても彼女と一緒だとしても、この人と一生愛し合うことの証に、約束に買うということです。
一生をこの瞬間、この指輪で約束するのですから。
現代では離婚ということがあまりにも簡単にできてしまいますが、婚約指輪をもらった日、買った日、この素晴らしい記念日のことを思い出せば、乗り越えられるカップルもいると思うんです。
結婚した日も勿論、大切な記念日です。
でも二人が結婚するかどうかを選択する、約束する婚約指輪の購入の日こそ、二人が人生を一緒に生きるための約束をした記念日ですから、大切にしてほしいって思います。
先ほどのカップルですが、結婚記念日は何もしないそうです。
でも婚約指輪購入記念日はあのお店に行って、安くても必ず一つ、記念のジュエリーを買うそうです。
素敵ですよねー。