お友達がいよいよ結婚ということになり、婚約指輪をはめてきました。
その婚約指輪がサファイア。
しかもかなり大きい石!!これは彼も奮発したなーと思っていたら、その婚約指輪、「彼のおばあちゃんが彼のお母さんにあげて、それがわたしにまわってきたの」と。
そんなにいいところにお嫁に行くのか?と思ったら、そんなことはなく、この指輪だけは代々大切にしてきたんだとか。
こういうことが理由で、婚約指輪にしたいと思ったって素敵ですよね。
代々その家に嫁ぐお嫁さんがもらってきた指輪をもらうって幸せだって思います。
中には、婚約指輪といえばダイヤモンドなんだから、立派で高価なものでも、サファイアみたいな色石、納得できないという方もいるでしょう。
でも他の人がはめている婚約指輪とはまったく違う、その彼の家の人しかはめることができない「婚約指輪」です。
これは素敵だなと思いました。
婚約指輪はダイヤモンドじゃなくてはいけない、プラチナの立て爪が基本、なんてよく思っている人がいますが、そうじゃないんです。
ようは、彼が幸せにしますよ、愛していますよという気持ちを表してお嫁さんにしたい人に「約束」として贈るのが婚約指輪です。
だからどんな石であろうとどんなデザインだろうと、「心」がこもっていなくては意味がないのですよね。
彼が結婚したい人がいると母親に告げたとき、いつか子供のお嫁さんにと、大切にしてきた代々譲り受けてきた指輪を「婚約指輪に使って」と彼に渡す幸せ。
それにその大切な指輪を彼女へとくれた母の思い。
いろいろな気持ちのこもった素敵な指輪です。
婚約指輪にしたい指輪があるというとき、その指輪には様々な理由があるでしょう。
気持ちがしっかりこもったリングが、婚約指輪になるなんて、本当に素敵なことだって思います。
もしも彼女がどうしてもダイヤのリングがほしいというのなら、婚約指輪はこれ、別にお誕生日にダイヤモンドを買ってあげるということにしてあげてはどうでしょう。